やる気出すより、挫くネタ取り除こうぜ
たしか予備校のCMで、やる気スイッチというものが出てきたことがある。
「やる気スイッチオン!」
ピカピカー!受験勉強〜!
みたいな感じ。
(うろ覚えすぎてもはや忘れてるに等しい)
そっから、やる気とはオンにするものだと思ってきた。でも現実は、オンになってるやる気を挫かれることでやる気が消えていく方が近い気がしている。
「あんたこんな点数とって、ほんとに勉強してんの?」とかね。
話変わって、自然界。自然界はどうやらオンのスイッチよりもオフのスイッチの方が主流らしい。
鹿が増えてるのは、鹿増えるぞスイッチがオンになってるのではなく、鹿増やさないぞスイッチがオフになってるのが原因。と、例えるならこんな具合。
いわゆるサイエンスエッセイの面白いところは、一見まったく関係なさそうなやる気と鹿の頭数が増えたり減ったりする原理がとても似ている、場合があるところにある。
嘘だと思うなら読んでみてください、
楽しいから。
『セレンゲティ・ルール――生命はいかに調節されるか』